2006ホットドッグコンテスト その3

僕にとって連覇への道のりは、すごーくすごく大げさに言うと人生の縮図。
人生では多くの事を経験して成長していくけど、
人生を濃縮して味わっている感じがしています。
だって、競技で感じる肉体的な苦痛や精神のアップダウンは、
真剣になればなるほど、連覇を重ねれば重ねるほど、
その感覚が強くなっていくから。
例えば記録がのびた時の達成感、応援してもらえる高揚感、
追い込まれたときの緊張感、味わった事のない胃の痛みなどがそうです。
普通に生活していたら会えないかもしれない自分と
遭遇する事ができます。
それが、フードファイトの一つの楽しみであり、
僕にとっての連覇の魅力なのです。
(スポーツ好きの人ならわかってくれるかな?)
それはフードファイトが、心地よい汗や冷汗、脂汗といった、
他のスポーツでかく汗と同じ汗がかけるって事でもあります。
肉体的にだって、能力やスキルの向上、大会に向けての調整など
スポーツと同じ側面をもっています。
認めてもらうために大いに強がっている時期もあったけれど、
アメリカ選手と話したり闘ったりしているうちに、これはもう
スポーツ以外のなにものでもないなぁと素直に感じています。
試合中に僕は味わおうとはしません。
噛み切る、噛み砕く、飲み込む、押し込む、つぶす、回す・・・そういった
勝つために必要なテクニックの中に‘味わう’が
僕にとってはないからです。
なにより、永遠のテーマが味を離れた世界で試合する事ですし。
今大会のホットドッグは一本目から味を覚えていませんし、
終盤に優勝を確信した後でも、確実に勝つための安全なスピードには
落とさなかったので、自分の考える競技者の姿勢としては
理想に近いと思っています。
多くの人は、それが誰であろうと僕を負かした選手こそが
たくさんのものを得ると考えていたかもしれません。
でも、僕がそうであったように、他の選手も勝って得るものより、
勝つまでの過程で得るもののほうがより多い気がします。
この大会のために一年間努力してきて、12分間を真剣に闘った選手なら
きっと誰もがみんなたくさんのものを得て来年につなげる事と思います。
また、連覇がかかった僕の挑戦だって、試練が多いかわりに、
多くのものを得るチャンスを秘めているはずですから僕も負けじと頑張ります。
強いプレッシャーは、いままで感じていた限界を破る頼もしい力に
かわりますからね。
これから目指す七連覇は、ランスが見た世界です。
実際には癌の克服後の七連覇なので圧倒的にスケールが違いますし、
まともに比較すると自分でランスを侮辱しているようで嫌なのでしませんが。
それでも七連覇までの道のりでどんな経験ができるのか
ドキドキしています。
みなさんも今年の大会は結果がわかるまでドキドキしたでしょ?
今年もまだ試合がいくつか予定されていますから、
是非ドキドキを楽しんでください。
それもスポーツの醍醐味の一つなんですから。
11月、ランス・アームストロング選手を応援に行こうと思います。
応援してくれる人がいる事がどれほど力になるかわかったから。
そしてまた、記録を更新して優勝できるように頑張ります。
誤解がないように補足します。
アメリカの選手は食べ物に対しての感謝はちゃんともっています。
僕がそうであるように、競技に参加する以上、競技で使用される食べ物や
その生産者への感謝の気持ちは本気で勝負をする事、記録をのばす事で
表現したいんじゃないかなぁ。
その分、味については食事で堪能しています。
みんなでおしゃべりしながら食べる時なんてとても楽しいですよ。
その雰囲気だけでお腹いっぱいになっちゃいます。
エリックと食事した時、その少なさもそうだけど、デザートを食べる時に
感慨深げに目をつむっていた事が印象に残っています。
不思議に思って声をかけると、子供の頃のハッピーメモリーといって、
昔お母さんが作ってくれたデザートの味を懐かしがっていました。
実際僕も、競技を離れて普通に食事をすると全然違う感覚になります。
ゆっくり味わって食べられたり、必要最低限の量でごちそうさまっていう権利が与えられている事にとてもホッとしてすごい幸せに感じる時があります。
試合制限時間が終わるまではどんな状況でも、とにかく闘い抜く事に
競技をさせてもらっている感謝の気持ちというか、
使命感か義務感(どっちかわからない)があるからなのかもしれません。
だから、食事では味わって食べていたにしても、理由もなくわざわざたくさん食べようって気にはなりません。
競技をはじめる前、早起きして母が作ってくれるお弁当以外では、
わりとなにげなくしていた食事でしたが、今はもっと‘食べる事’を実感しています。
ただ・・・
味わって食べたり、感謝して食べる事では、食糧の地域格差まではどうにもならない事も感じています。
だからこそ、フードファイトがもっと大きくなって、競技や競技者の得た利益が社会に還元されれば良いなぁって思ってます。
コメント
cos
http://002evolves.blogspot.com
投稿者: uvl18fk75w | June 30, 2010 12:20 AM
優勝おめでとうございます!!
私は尊さんの大学の後輩で、学祭に来てくださったとき、実行委員もしていました!
あのとき、生で見た尊さんの早食い、本当にすごくてとても印象深いです。
学祭以降、尊さんが日本で活躍される姿がなかなか見れなくなってしまってとても残念なのですが、ホットドックコンテスト連覇の情報を聞くと、毎年毎年嬉しくなります。
これからも頑張ってくださいね!!!!
投稿者: こばなお | July 23, 2006 08:51 PM
ランスを見に行かれるのですね!!
感想、ぜひぜひ聞かせてくださいね!(*´ρ`*)
尊さんは、オンとオフで食べ物に対する考え方がここまで違うのは、徹底したプロ意識からくるものなんですよね・・
昔から、試合に対する姿勢や考え方が本当に変わっていなくて、すばらしいことだしファンとしては嬉しい!ずっと応援していきたいと思ってしまいます!
味を覚えていないという感覚は、フードファイターの方にしかきっとわからない感覚だと思うので、そういうのが聞けておもしろいです☆
来月、がんばってください!!
ブログで感想を聞けるのを楽しみにしています!!
投稿者: MAYU | July 22, 2006 10:48 PM
尊さん、こんにちは。
大変遅くなりましたが、6連覇おめでとうございました。
ここのサイトの存在をついさっき知ったので、このサイトに2ヶ月も遊びに来るのが遅くなった事を非常に後悔している最中です(笑)
しかし、尊さんの生の気持ちがいつでも感じられるようになった事は本当に嬉しい限りです。
これからは、念を送るだけではなく、トラックバックという形で、直に応援していきたいと思います。
引き続き、大会があるとのこと、くれぐれも体は大切に、素晴らしい戦いが出来ますよう、日本から祈っています。
投稿者: ゆうこ先生 | July 22, 2006 04:49 PM
今までの雑誌やイベントなどで、尊くんのフードファイト・食べ物に対する考え方は知っていましたが、また改めて聞けて嬉しいです♪
バラエティ番組の企画の1つだったモノを
スポーツとして、プロとして捉えて戦ってきて…
今ではアメリカでスポーツとして認められている。
フードファイターというスポーツ選手=職業として成り立っている。
それが本当にカッコイイです!!!!!(●^o^●)
尊くんがこういう考え方でなかったら、
ここまでファンになっていないだろうなぁ~と思います。
(大食い番組自体は好きなので楽しく見てますが…♪)
食べ物に対しては、尊くんを見習わなくてはいけないと思いました。
チョット違う話になってしまいますが…
私は飲食店で働いていて、最初の頃は作り間違えたモノや
期限切れのモノを捨てるのがもったいないと感じていました。
なのに1年以上経った今ではそれが当たり前になって、
なんとも思わなくなっていました。
お客様に間違えたモノや期限切れのモノを
提供する訳にはいかないので、しょうがないことなのですが…
気持ちの問題ですよね。反省↓↓(-_-;)
これからは仕事で食べ物を捨ててしまっている分、
普段の食事で感謝の気持ち持つように心掛けようと思います。
ランス選手の応援行かれるんですね!
大ファンの選手を現地で応援できる、すごく幸せなことです♪
楽しんで精一杯応援してきて下さいね(^o^)丿
その前に尊くんの試合がいくつかあるそうなので、頑張って下さい☆
来月のウィスコンシン州は無理ですが、また応援に行きます(^_^)v
長文失礼しましたm(__)m
投稿者: ゆか | July 20, 2006 01:49 AM
最近たまたまこのBLOGを見つけました☆昔から大ファンだったのでものすごくうれしかったです(●艸/∀≦*)なにより小林くんがお元気そうで良かったです♪
このBLOGを読むのが毎日の楽しみであり、息抜きです(◇'∀`Pq*◆)これからも頑張って下さいd(*'u
投稿者: 沙織 | July 19, 2006 02:06 AM
小林さんの早食いを今年もアメリカで見させて頂きました。日本人として小林さんの活躍をみて誇りに思いました。なんといってもアメリカ人に比べて身体の小さい小林さんが連覇してるんですから、素晴らしいです。来年も応援しています。
投稿者: くみ | July 18, 2006 04:48 PM
フードファイトを通して、‘食べること’により敏感になる、
その言葉を読みはっとしました。
そうなのでしょうね、フードファイターでなく、また食物を生産することもない私の方が、きっとずっと食事に関して鈍感なんだと思いました。
私は今春から食品業界で働いており、‘食べること’についてもっと考えていかないとなあと思いました。
勉強になりました。ありがとうございました。
仕事に対して真剣で誠実な努力家の尊さんの活躍・ブログ、これからも楽しみにしております!
投稿者: まさお | July 18, 2006 01:11 AM
こんばんは。
今回の小林さんのブログを読んでいたら、今私が学校で学んでいることをそのまま…いいえ、もっと噛み砕いて心にストレートに響く言葉で表現されていて、自分の中での葛藤が本当に小さいものにものに見えてきました。
小林さんのような方がいてくれるから、私は今の自分の夢に向かって全力投球しようという気になれるんです。
おこがましいことかもしれませんが、これからも私の光でいてください。
投稿者: まなみ | July 17, 2006 11:30 PM
なんかぁスゴイな・・・。
初めて尊くんを見たとき本当に王子様のようで・・・可愛らしかったの。 でも 今は心も体も大きくなって・・・みたいな すごく逞しい。 継続することって本当に難しいですね。まして トップを維持してくんだもん。守るってより いつも挑戦している尊くん・・・。
尊くんの想いが みんなに伝わりますように。
投稿者: あ~ちゃん | July 17, 2006 07:09 PM
初めてかきこみします!!
こないだ予選が行われた六本木の
ヴェルファーレで小林君に
初めて会いました☆握手ありがとうございました!!
本当に6連覇おめでとう
ございます!!現地までいって応援することができなかったのですが、来年も7連覇達成
頑張ってください!!
ずーっと応援してます☆
投稿者: aoi | July 17, 2006 06:21 PM
ランスの応援に行かれるんですね!楽しみですね。この前のブログエントリーで知ったのですが、ランスは日本では認知度が低いというのは驚きでした。私は長年アメリカ在住(日系2世)なので大スターの彼は当然日本でも超有名人かと思ってました。小林さんもアメリカでは独立記念日の国民的風物詩になるくらいなのに、日本のニュースではあまり取りあげられていませんね。外国で認められる日本人がいると日本ではすぐ大騒ぎするのに、なんでだろう。
ところで、アメリカ人の間では、小林さんは海軍の山本五十六のひ孫というウワサがあるのですが、本当なんですか?
投稿者: Henry Uematsu | July 17, 2006 02:28 PM
尊くんのフードファイトに、人に、食に対する真剣な想いが伝わってきました。
また大会あるんですね
もう調整中なのでしょうか?
頑張ってくださいね
投稿者: すばる | July 17, 2006 02:03 PM