UFFOが運営するフードファイター小林尊の公式blogです。
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September 29, 2006

番外 (Lobster Roll in Boston)

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セブン-イレブンにあったジュースのカップ1.9リットル用!!

軟弱な日本人では500ミリリットルでもすぐには飲めないんじゃ?



少しだけ未来のホームステイ先を訪問してきました。
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ロナさん(クレイジーレッグスママ)はお茶もやっているそうなので、

岡目八目じゃないけど、ボストンで日本文化を
体験するってのはいいかも。




貴重な写真も飾ってありました。
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ホットドッグコンテスト1997年、1998年優勝者の中嶋広文さんです。
(右は若かりし頃のレッグス)

お友達の日本人女性やその子供達とも、とても楽しく過ごせたし
ホームステイに俄然大きな期待が膨らんできました。




ロナさんには、ボストンにいる間
大変お世話になりました。

レッグスも忙しい中、わざわざニューヨークから
駆けつけてくれて、試合中サポートしてくれたり
試合以外でも不自由しないようにと
いろいろ気を使ってくれました。

二人には感謝の言葉がみつかりません。


September 27, 2006

試合!! (Lobster Roll in Boston)

この日は雨が降ってしまいました。

でも今回は久しぶりに屋内での試合!

天候には恵まれなかったけれど、たくさんの方が観に来てくださいました。

試合前、(アマチュア選手との試合だから)いつもよりリラックスしてと言われたんですが、
競技プロとして活動する僕のような場合、気持ちがここで簡単に緩むようじゃ、精神面の脆さの表れだと反省しなくちゃいけません。

こういう状況でこそ、記録にこだわって、
自分から追い込んでいけるようでないと、
残りの競技人生は鳴かず飛ばずになるか、とても短くなるだろうと思うんです。

甘えた状況に甘えた精神で望む事は、越えるのが難しい心の壁を
自分から作っていく事になるから。

強い克己心をもって競技と向き合わなければ!!
むしろ気を引き締めようと意識していました。



控え室で待っている間に、アマチュア選手によるグリルド・チーズの大会が行われました。

会場が盛り上がってきているのが伝わってきて、わくわくしてきました。

出番を待ってる身としては入場しやすいんですよね、盛り上がってると。

入場時には紙吹雪が舞いました。
試合後はどうするんかなぁ?って一瞬気になったけど、
とにかくいつでも気持ちがいいのが紙吹雪。


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本番のロブスター・ロールは、試食させて下さったお店のご提供です。

縦にするとロブスターが崩れてしまいそうだったので、
崩れにくくなってから水に浸したり、全く水に浸さずに食べました。
(危険なのでマネしないようにして下さい)

それと、ボリュームがあるので、口を大きくあける必要がありました。

そのため、噛むリズムと飲み込むリズムが狂ってしまうので、
ペースをつかむのに時間が必要でした。

食べ方やペースを探るのに必死だったからなのか、10分間があまり長く感じられなかったです。

結果は41個のロブスター・ロール(10分)を食べて世界記録となりました。

コツをつかんで、来年は記録更新!

僕はただ、誰よりも(今の自分よりも)多く食べたい!!

September 26, 2006

試合前 (Lobster Roll in Boston)

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ボストンは寒かったです。
今回サポートしてくださったボストン日本協会の方のお話しだと、
秋田と同じくらいの緯度なんだそう。

ボストンは、レンガの道やイギリスっぽい建物などの
伝統を感じる町並みと、近代的なビルが共存する素敵な所でした。

日本の京都と姉妹都市なのも、うなずけますね。

栄えているのに緑がたくさんあって
景色がとても綺麗でしたよ。

ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学を始め、
たくさんの大学があって、学生が多い町です。
(↑の写真はボストン大学)


長い目で見ても生活のしやすさを感じました。


公園では何匹かのリスをみつけました。
間近で見たのは初めてです!
ほんとすっごいカワイイですよ。
(どこにでもいるらしい)

そしてレッドソックス!!


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チームは遠征中だったんだけど、無理言って
スタジアム(Fenway Park)を見学させてもらいました。

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次は試合を見たいです。


さて、そろそろロブスター・ロールを紹介しますね。

取材を兼ねて食べてきました。

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みてください!
このパンから溢れんばかりのロブスターを。


それもそのはず、一匹まるごと入っているんだって。

マヨネーズは控えめだったので、
ロブスターの味がよくわかりました。

僕ならタルタルソースであえてみたいな。

淡白なイメージがあった味なんだけど
エビよりカニに近い、しっかりした味でした。
(食感はタラバガニに近いかな?)

バターがぬってある焼かれたパンは、
もちもちしていてこれだけでもかなりおいしいですよ。

温かいパンの中に、冷たいロブスターってちょっと不思議だけど、
とてもおいしいので、ボストンに来たときは是非食べてみてください。

つづく・・・

September 21, 2006

ボストンへ出発!

ロブスター・ロール気になります。

とてもおいしそうですよね!

だけど、味ってのは、食品の食べやすさや胃に対する負担に比べれば有って無いよう な条件。

以前、試合で牛の脳みそを食べました。

もの凄い臭いを漂わせる、ただ者じゃない食品でした。

でも、この食品のおかげで、味は記録に影響を及ぼさない事を確かめる事ができたのです。
この時、15分で8キロ食べました(飲んだ水も合わせて10キロ弱)


今大会も、出るからには記録にこだわるつもりです。

味を感じないほど集中力を高めて闘ってきます!!



という事で、未知の味を堪能するためには、試合以外でどうにかチャンスを作らなくちゃいけませんね。

日本にない食べ物なので、どっちかっていうと、食事としての感想が聞きたいって人も多いんじゃないでしょうか?

ロバートが僕に分かりやすいように、伊勢海老ロールって呼んでたけど、
たしかロブスターとは別物だったような気が・・・。(違いは説明できないけど)

どうせならザリガニパンの方がロバートらしかった。

まぁとにかく食べてみますね。

試合の感想とロブスター・ロールの感想お楽しみに。

ではボストンに行ってきます。

September 18, 2006

参戦報告

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(クレイジー・レッグス来日時)



急な発表ですが、9月23日にゴールデン・パレスの開催する大会に出場します。

という事で、開催地のボストンに近々行ってきます。

食材はロブスター・ロール。

残念ながら、食べた事がないので、説明は試合後に感想として。
とりあえず、高級な食材だって聞きました。

高くても安くても、命の重さにかわりはないので、
生き物を使用させてもらっている以上試合での想いがかわるわけじゃないんだけど、競技者のためにわざわざ高いものでも提供してくださる主催者の気持ちってとてもうれしくなります。

この大会には他のメジャーリーグ・イーティングの選手が出場しません。
僕とアマチュア選手との対戦です。
主催者はもちろんですが、プロ選手にも、納得してもらえるように、手を抜かず、記録にこだわってきます。
観戦してくださる方に楽しんでもらえたらと思います。

ボストンって聞くとなぜか思い出すのが、小鹿物語。
その中の一話に「ボストンだってアメリカだ」っていう回が
ありませんでした?
ビデオ撮ってみてました。

そして、なんといってもクレイジー・レッグスのお母さんがいる所。
彼女とはホットドッグコンテスト初出場の年に、カクテルパーティで
お会いしたのが最初です。

有難い事に、レッグスママは日本の文化を愛してくれていて、何度も日本にきています。

彼女はとても芸術に造詣の深い人で、先入観で物事をみませんから、
捉え方に柔軟性と深さがあります。

独学で日本語を覚え、書道を習い、
着物の着付けまでしてしまう行動力は、
日本の文化に対する理解と熱意が伝わってきますね。

ホームステイさせてくださるって事なので、日本を離れられる時期がきたら、しばらく
お世話になって、まずイチからみっちり英語を学んで・・・。

その前にボストンを下見しておこう!!(時間があるかな?)

September 16, 2006

幻のお酒?

白田と食事をしました。

お店選びは、白田にお任せで。外れたためしがないんです。

なんだかおいしそうに日本酒を飲んでた白田。
その高くて貴重なお酒をちょっと味見させてもらいました。
(もう普通じゃ手に入らないんですって)

日本酒にもうるさい白田にすすめられると、苦手でも味見してみようと思えるんですよね。

お酒を口につける瞬間、絶好のタイミングで白田がボソッとひと言。


「これが不味かったらもう日本酒飲むのやめた方が良いですよ」

ドキッとして心の中で一瞬躊躇しちゃいました。(心して飲まなくちゃ)

飲む事がただ事じゃなくなちゃう(笑)

おそるおそる飲んでみると

飲める!!

もともと苦手なので、この感想でもよっぽど美味いと思ってください。ほんとに無理なくいけそうでした。

その後、ウーロン茶ばかり飲んでたけど、試合がなければほんとに今度ゆっくーり飲んでみたい。

おいしいご飯と話に夢中になってたら、いつの間にか深夜3時。

人の良いご主人でして、どうやらお客さんや従業員が帰った事も、一人でそっと残った僕らを待ってくれていたようです。

本来の閉店時間って何時だったんだろう・・・。

閉店だっていってくだされば良いのに。

ご主人の人柄からしても、このお店は当たりでしたね!!

さて、つい最近試合をしてきたという白田。

僕はたまに、体をもてあます白田にモヤモヤする時があります。
白田がもっと記録にこだわって追い込めば、すごい記録を作れる
可能性が高いと思うんですよね。

という事で、実は試合前にプレッシャーを与えておきました。(笑)

頑張ってくれたかなぁ?

翌日は昼から予定があったようだけど、結局朝8時まで付き合ってくれました。

お疲れ様。

September 14, 2006

会話能力がなくたって

マイクロソフトさんでお話をさせていただく機会をいただきました。
ハッキリいって


とても楽しかったです!!


聞き手のみなさんがポジティブな心で僕を引き込んでくれたからです。
そういった聞き手の魅力って、心を奪われてしまい時間を忘れて
しまうんですよね。
聞き手の心のエネルギーが連鎖しちゃうみたいな感じかなぁ。

実は今回、経験談や現状を中心にお話させていただいただけなんです。
スピーチ内容は考えていたんですが、軽い気持ちでとおっしゃって
くださったし、その場の雰囲気もあって、
無理に自分の考えを押し付けるようなスピーチではなくて、
なるべく自然体でお話ししたいなぁと思って。
(っていうか会話力も文章力もないし)

実際に、僕の話に深い意味はないわけで、ぼーっと聞いていたら
めちゃめちゃつまらない話になっちゃう可能性も・・・(汗)

ところが!!

みなさんには経験そのものをお話しするだけでも、逆に僕が気づかないような事までいろいろ学んでいただけるようなんです。
変わった事をしている僕の経験を、自社の事に結びつけていているのを
みて、あっ押し付けスピーチじゃなくて良かったんだなぁと思いました。
学ぶという事は本来、詰め込む事じゃなくて引き出す事なんですよね。

言いたい事をストレートに言わない事で、むしろ満たされちゃった(驚)

積極的に質問をしてくださったのもうれしかったです。

とにかくみなさん活き活きされているんですよ。


↓その後のお食事も本当に楽しかったです。

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September 09, 2006

お見舞い

人生で不幸だったとよべる時期がないようにしたいですよね。
不幸と嘆く人が本当に不幸なのって、たくさんある幸せを感じる心を持てない、
その事につきるんじゃないかなぁ?

ある人が癌になって二年が経ちました。
その間の、抗癌剤と放治による苦しい闘病生活にも関わらず、
無常にも癌は肺をも侵しはじめました。

身体の中のその爆弾が、なにげない時の経過にさえ恐怖を感じさせます。

2004年度のネイサンズの大会、
それは癌と告知され、手術を受けてから数ヶ月後の大会でした。

「頑張る姿が励みになる、
(化学療法による)吐き気とも闘う勇気がもらえる」
お見舞いに行った時にそんな言葉をもらいました。

他の病棟からも他の患者さんが集まってきて、
「頑張って欲しい」と僕は逆に励まされる事もありました。

癌は不運であって不幸ではないって事なんだと思います。
(自分の状況をただ嘆く人にとっては不幸かもしれないけど。)


僕も、大きな悲しみに飲み込まれる事なく、
自分を取り戻そうと思いました。

そして、また人生を前向きに考える努力をしてみました。

どこにも完璧な人間なんて存在しませんよね。
だからこそみんながみんな永遠に成長しつづける事ができます。

アスリートはその可能性の素晴らしさを試合を通して伝える事ができます。
心に限界を作らなかったらそれは永遠の可能性なんだよって。

僕には、目の前の食べ物に、限られた時間の中で
ひたすら喰らいつく事しかできないけれど、
こんな姿からでも幸福な人は本質的な部分で何かを感じとれる。

その年、僕は新記録で優勝しました。

そして秋には、ランスの黄色のリストバンドを二つ買って、
一つは自分に、もう一つはその人に受け取ってもらいました。

あれから二年。
その人は少しでも長く生きて、(人のために)すべき事があるといいます。
今回はそのための手術だというのです。

国立癌センターではもう手術はすすめないという状況です。
楽になりたいと言われても、手術をすると言われても止める権利は誰にもありません。
本人の切なる願いを聞いてあげることが、周りの人間のすべき事なのだと思います。

手術によってたった数ヶ月、命が延びるならば
その時間をつかって人のためにやりたい事がある・・・


残された時間が限られていたとしても、
人生の深みには限りがないのだと感じました。

僕らはどんな状況でも幸せでいられる力をもっているんですね。

もし健康と平和と愛に恵まれていたなら、不幸ぶってる人も実は
みんなめちゃめちゃ幸福なんじゃないかなぁ。

ああなれば幸せになれる、こうなれば幸せになれる、なんて
現実にたいする不満なのかもしれないです。
状況そのものが人を幸せにしたり不幸にしたりなんてしないんだから。

不運を乗り越える精神を目の当たりにする時、
これからも思いたい。
今を幸せに感じようとしなかったら、10年たっても
幸せになんてなっていないんだと。

二度目の手術が3日前に行われました。
これからまた、苦しい闘病生活が始まります。
(二年前より状況が悪化しています)

これまでどおり大会も両立して行こうと考えていますが、
不甲斐ない成績で続けるつもりはないので頑張ります。

そのかわり、いつかしばらく試合の参加を見送る時がくるかもしれません。
(かといって特別に何かできるわけではないのだけど)

不運との遭遇。それは飛躍の時。
本人が選んだ道であれば、僕は応援します。


September 03, 2006

Carl Lewis & Arnold Schwarzenegger


↓これはレッグスからのプレゼント

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僕がすごいなぁと尊敬する人物の一人です。

レッグスありがとう!!

誰だかわかりますか?

そう!シュワちゃんです!!


アーノルド・シュワルツェネッガーは、元ボディビル世界チャンピオンなのです!!
地球上もっともバルキーで均整のとれた肉体をもつ人間を、
ただ映画のために筋トレしたハリウッドスターだと思って
みていた人も多いんじゃないでしょうか?(子供の頃の僕はその一人)

オーストリア出身のアーノルド・シュワルツェネッガーが、
オリンピアで7回の優勝を遂げ、
ハリウッド俳優として成功し、カリフォルニア州知事になるまでに
いったいどれだけの努力をしたんだろう・・・。
みなさんも考えてみてください。


ちょっと考えてもらったところで、尊敬する人つながりで僕自身の経験を。

数年前、テレビの収録現場にカール・ルイスが観にきてくれた時の事です。

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カールはフードファイトに興味を示してくれて質問をしてきました。

その質問の内容はというと、


「どういうトレーニング方法なのか?食事で気を使う事は?」など。


一般の人から受ける質問は、
「食べても太らないの?」
「気持ち悪くならないの?」
といったものが多いです。
(実際に競技に関わっていなかったら僕も同じ事考えちゃうと思う)

人は誰でも知らないものに対して不安を持ち、理由を探そうとしますよね。
けれど、ほとんどの人は自分が納得できるように質問したり、理由探しをしているように思います。
(↑この質問の場合も「自分とは違う、特別な人なのかな?」という期待が込められる)

カールは(やる気があるなしにかかわらず)自分の可能性を否定した質問はしませんでした。
それどころか、「自分がトレーニングしたらチャンピオンになれると思うかい?」と普通に聞いてきます。
カールは自分を信じ、どうすれば成長できるかを常に念頭において質問してくるんです。

こんな質問は初めてで衝撃でした。さすがは金メダリスト!


質問をする、たったそれだけの事ですでに差が開いてしまっているわけです。

恥ずかしいけど、僕は質問されている立場にいながらずっと逆に教えられていました。
そしてちょっとコワかったです。
真っ直ぐの人の質問ってすごいパワーだなって!!
自分が今まで費やしてきた時間を提供する覚悟で質問に答えないと、
納得してくれない気がしてくるんです。

こういったところもカールが一流と言われる所以なのかもしれませんね。


スポーツの世界は、身体的能力を100%発揮できないまま終わってしまう人が多い厳しい世界です。
また、現実とも向き合わなければいけません。
大病を患ったり、大切な人を失ったり、
プライベートがうまくいかなかったりと、一流の選手であっても
数多くの問題を乗り越えてきています。
その時、スポーツ特有の身体的能力がどれだけ役に立つっていうんでしょうか。

どんなにカールやシュワルツェネッガー、他のスーパースター選手たちに身体的能力や才能があったとしても、精神的能力が低かったら、世界は取れなかったはずです。

その身体、その能力やその技能を持つために、何をしてきたかを
素直に学ぼうとする力は、スポーツに限らず
あらゆる限界を破るための力になります

カールのように、ジャンルなんて関係なく、僕はいろいろな人から刺激を受けたいなぁって思います。
それには、学ぶ相手を選ぶ前に、学ぶ姿勢をもっと学ばなきゃ(笑)