全ラウンドトップ通過なんて目標を、
白田の口から聞く事ができるとは思っていませんでした。
その気持ちは嬉しかったです。
厳しい事を言うのは簡単だけど、白田には長いブランクがあります。
それも踏まえて記録や結果を受け止めたいと思っています。
優勝おめでとうー、白田。
そして、約束を果たしてくれてありがとう。
さて、今度は自分の闘いです。
レッグスからTシャツを受け取りました。

(これは予選用のシャツでファイナルでは出場者の名前が入ります)
今月末に開催されるクリスタルバーガー世界大会のものです。
(ESPNで放送)
この大会で昨年、僕を残り1分までリードしたジョーイという選手は、
競技をしてきた中で最も強い選手です。
5年前に日本で試合をしていたら、間違いなくすべての大会は彼の圧勝だったでしょう。
ジョーイは今年、ハンバーガーを2分で28個食べ世界記録を樹立しました。
これだけのスピードに、現在ではウェイトクラッシュでのかつての僕を遥かに上回る胃のキャパシティを備えていると説明すれば、
彼の力をなんとなく想像できるかと思います。
当然、今年もジョーイとの優勝争いだと考えていました。
ところが昨年ジョーイが樹立したアメリカ記録に、
なんと今年ソニアが並んだのです。
小林尊 69
ジョーイ&ソニア 62
冷静に考えると、他にも優勝が視野に入る選手がたくさんいます。
ソーセージ大会でジョーイに5本差まで迫ったパット。
(彼にとっては、アイスクリーム8分で7キロの記録も過去の話)
ホットドッグ大会の記録で、ソニアを上回るチップ。
同じくホットドッグ大会でパットに並ぶティム。
今年のソーセージ大会では、なんと昨年の世界記録保持者ソニア(昨年は世界ランキング2位)に
ジョーイ、パット、ボブ、ティムが勝ちました。
アメリカでは、選手がお互い刺激し合ってどんどん強くなっています。
月単位で記録を伸ばしてきますから、相手の記録を予想するのは無意味です。
クリスタルバーガーの大会は8分。今年出場した大会の中で最も時間が短いです。
気を抜いた選手が負けます。
僕も例外ではありません。
最近試合が続きますが、素晴らしい選手達から良いプレッシャーを受けますので、気持ちには全く疲れがなくて、
むしろ活き活きしてます。(狙われている感覚がたまらない)
ですが、冷静に今週いっぱいゆっくり体を休めて、大会に合わせて徐々に体を作って
いきたいと思います。