UFFOが運営するフードファイター小林尊の公式blogです。
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July 30, 2007

堺部元行

今、かなり興奮しながらブログを書いています!

先日の父の件に引き続き、熱い話です。

興奮に追い討ちです。

こちらでもご紹介した堺部さんが、先日ボディビルの大会に出場したのです。

第9回横田基地セントラルジャパン・ボディビルデイング・チャンピオンシップスです。

ホットドッグ大会前に、「自分も頑張るから絶対優勝して欲しい」と励ましてもらっていたので、堺部さんには、自分の分も頑張って欲しいと思っていました。

追い込み過ぎて、直前に体調を崩してしまったので、心配していました。

なんと、睡眠時間は3~4時間。

激務をこなしながらのトレーニングで、厳しく作り上げた肉体をご覧下さい!

http://blog.livedoor.jp/ironmanjapan/archives/51179922.html


結果は、二位です。

この日のために、費やしてきた時間と労力を考えると、どんな言葉をおかけするべきなのか分かりません。

おめでとうって言葉が相応しいのかどうか。

ただ、ものすごく感動している自分の気持ちを伝えたくて電話しました。


ボディビルに興味がない方も、堺部さんの肉体をみて、
自分も何かに挑戦したい!とか、今の自分を変えたい!とか、

そういった思いが湧き出てきませんか?

アスリートが、一般の人に伝えられるメッセージって、競技の種類によって大きく変わるものではないと思っています。

また、選手の本当の素晴らしさって、そういった共通した所に多くあると思うし。

人間って、強い意志を持てば、これだけの身体を作れるんですね。(四ヶ月で20キロ以上の減量です)

まるで別人です。

これだけ変われるんです。

とてもカッコイイです。

僕は、今感動してます。

このポジティブなエネルギーを何かにぶつけたくて、ウズウズしてます。


July 28, 2007

富士登山競争結果

当日は、天候に恵まれ過ぎて、暑さにも悩まされる事になりました。

コースの途中には、いくつかの場所に、塩がおいてがあるそうで、汗で失われる塩分を補給しながら(実際痙攣したそうです)登っていきました。

7合目あたりからは、息があがっている上に、酸素が薄くなってくるため、頭がもうろうとしてきますが、着実にゴールに近づいていますので、頑張ります。

そして、

ゴールです!!

昨年のタイムを5分縮める事ができました。

頂いたコメントは、プリントアウトしてプレゼントしようかなぁって思っています。


July 26, 2007

富士登山競争

今月27日、大勢の人が、日本のシンボルとも言える富士山の登山に挑戦します。

ただの登山ではありません。

標高差3000m、距離21kmの過酷なコースを、競争するのです。

富士山と言えば、温度差や高山病などの対策をしなかったために、登頂を断念し、引き返す人がいる日本一高い山です。

ただ、登るだけでもキツイわけです。

その山を、走って登ろうと言うのですから、凄いです。

去年は、3000人ほどの出場者がいましたが、半分の人が完走できませんでした。

この大会が、日本一過酷だと言われているのも、うなずけます。

実は、富士登山競争に、僕の父が挑戦します。

昨年初めて挑戦して、完走しました。

スキーで半月板を損傷してしまっているので、無理はしないで欲しいのですが、絶対無理します。

やると言ったら、やる人なので。

電話をかけたら、もうを開催地に向かうそうです。

ちょっと、ドキドキしている僕でした。

July 24, 2007

P’Zone Contest

↓ピザハットのコンテストの告知です。

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こちらは、アマチュア代表と小林尊の試合。

ホットドッグコンテストの一週間ほど後に行われました。

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いえ、試合は実際に行われましたが、僕はお休みさせていただきました。

顎関節症という事で、少し前から、試合への参加予定を保留にさせてもらっていました。

本来は、告知もしてしまった後なので、無理にでも、参加しなければならない立場です。

ですが、今回はピザハットの寛大さに甘えさせていただき、ジャッジとして参加させていただきました。

また、ジョーイ、ティムなどにも助けてもらいました。

みなさん、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

そして、ありがとうございます。



コンテストの食べ物は、Pゾーン。

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生地に包まれたピザって言うのかな。

表面こんがり、中がフワフワの生地は、甘みがあって、これだけでもおいしいです。

Pゾーンは、ボリュームもあります。

チーズも贅沢に大量に入っています。

トッピングは、生地の中にありますから、冷めないし、香りも逃げません。

ゆっくり時間をかけても、最後までおいしくいただけちゃうわけです。

でも、競争となると、選手泣かせの食材です。

Pゾーンに挑むアマチュア代表は、


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女の子でした!!

しかも、とっても小柄(驚)

難しい食材に、ちょっとつらそうな場面もありましたが、制限時間いっぱいまで、力強い試合をみせてくれました。

ソニア(世界一の女性フードファイター)を目標に、これから頑張っていってくれたらなぁって思いました。

July 23, 2007

NYこぼれ話Ⅵ エリックのライヴ

夜、エリックのライヴに行ってきました。

ティム、レッグズ、ニコルと一緒です。

ライヴって面白いですよね。

どこの誰なのかもわからない人達と、同じ時間を共有して、同じ音に酔いしれました。

一つの曲が、一つの物語として、聴いている者を引き込んでいきます。

一曲一曲が、感情を揺さぶります。

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エリックも、エリックの子供達も楽しそうでした。

好きな事に情熱を注ぐって、本当に素敵だなって感じます。

彼らのエネルギーが、素敵な夜を生み出してくれました♪

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↑関係者の方に、クアーズ・ライトを頂きました(笑)

言葉や写真では、臨場感は伝えきれませんが、そのぶん、みなさんの想像力で、
楽しんでもらえたらうれしいです。

July 22, 2007

NYこぼれ話Ⅴ ステーキハウス

ニューヨークは、世界中から何でも集まってきます。

経済にしても、流行や娯楽にしても。

それは、食についても言えるわけで・・・

昨年、取材を兼ねてティムと一緒にステーキハウスに行きました。

そこは、ニューヨークでも、指折りのお店。

アメリカのステーキは、基本的にどのお店もおいしいので、ニューヨークで評判のお店となれば、忘れられない味になります。


昨年のステーキについて話ていたら、レッグズが別のお店に連れて来てくれました。

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(一番左がニコル) 

ステーキ屋さん「Peter Luger」(ピーター・ルーガー)です。

キレイなミディアムに、肉汁バッチリの、大きなステーキがでてきました。

これを、みんなで切り分けながら(これが楽しい)、むしゃむしゃと食べるわけです。

わっ、おいしい!!

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肉厚で、柔らかくて、お肉の味がしっかり!

最後まで、ナイフとフォークが止まりません。

店内は、誕生日のお客さんがいっぱいです。

いたる所でバースディ・ソング。

とてもにぎやかです。

あまりにも誕生日の人が多いので、本当かな?って笑っちゃいました。

僕の場合は、顎の事情があって、おいしさを落とすほど細かく切らないと、食べられませんでした。

おいしかっただけに、とても残念です。

でも、これだけ美味しい食事ができるお店で、にぎやかに食べられるって、それはそれで素敵な事ですよね。

楽しく食事ができて、大満足です。


後で知ったのですが、こちらのお店、20年以上に渡って、ザガットのステーキ部門1位を取り続けてるお店でした。

ティムが妙にわくわくしていた理由がよくわかりました(笑)

July 21, 2007

NYこぼれ話Ⅳ MoMA(ニューヨーク近代美術館)

今日みなさんにご紹介したいのはMoMA (モマ)。

ティムと行ったのですが、たまたま閉館日にあたってしまい、あらためて観に行ってきました。

こちらは、絵画や彫刻だけでなく、建築、写真、ポスターなど、幅広く、モダンアートのコレクションとして収蔵している美術館です。

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(入ってすぐの壁も巨大な作品)

教科書に出てくるような、とても有名な作品から、これは何?と思ってしまう、見た事のない不思議な作品もあります。

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(アンディー・ウォーホルから、初めて目にする魅力的な作品まで)

それでいて、何故かわかりませんが、変な寄せ集め感がありません。

そして、他の美術館との違いもハッキリと感じられます。

つまり、モマというブランドイメージを作ってしまっているわけです。

これって凄いと思いませんか?


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(こんなに大きなモネの睡蓮も常設作品です!)



自然に、いつもより柔らかな気持ちで、鑑賞していました。

時間の関係上、残りは次回のお楽しみです。

July 20, 2007

NYこぼれ話Ⅲ With Crazy Legs

とても良い景色でしょ?

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ここはブルックリン。

あちら(写真)はマンハッタン。

散歩がてら、レッグズが連れてきてくれました。

穏やかで優しくて、マンハッタンがいつも以上にキレイに感じられる所でした。


レッグズが専門店でチーズを選んでます。

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種類が多すぎて、何がなんだかわかりません(笑)



レッグズの家に素敵な絵が飾られていました。

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絵の中には、レッグズとティムがいます。

それにホットドッグ、ドーナツ、トウモロコシにオイスターなど、アメリカの大会の食べもの達が描かれています。(良く観ると脚のあるものも)

じっとみていると飛び出てきそう(笑)

ニコルからの、愛情のこもった、元気いっぱいの絵です。




この度、レッグズのDVDが発売されることになりました。

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選手としても、友達としても、本当に魅力のある人です。

それについては、今後もゆっくりと、お伝えしていくとして、

まずは彼の魅力をドキュメンタリーテイストの作品で堪能してみてください。



July 19, 2007

NYこぼれ話Ⅱ American Museum of Natural History

ここは芸術の街!

大きな美術館もたくさんあります。

その一つが、ご紹介するアメリカ自然史博物館。

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(エントランスでアロサウルス&バロサウルスとの写真撮影に失敗しました)

地球の歴史が、圧倒的なスケールで芸術として迫ってくる場所です。

人間、恐竜、その他のたくさんの生物達や地球について、展示品が語ってくれます。

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僕が一番見たかったのは、前回は工事中で見られなかったもの。

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(またまた、ティムに付き合ってもらいました)


これまでに地球に登場した中で、最も大きな動物。


シロナガスクジラ!!

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とてつもない大きさに胸が躍ります。

そして、潜水艦のような流線型のあの美しい体。

ワクワクとうっとりが混じった、楽しくておかしな気持ちなのです。

お腹の中にピノキオやおじいさんがいるっていう気持ちもわかるような・・・。

みればみるほど不思議になってきます。

大勢でも一人でも楽しめそうな、子供心をくすぐる博物館です。

July 18, 2007

NYこぼれ話Ⅰ

ニューヨークではピザとベーグル。

それが僕のちょっとした楽しみになっています。

今回は、顎の具合がおもわしくないのでベーグルは断念。

それでも、レッグズ&ニコルと一緒に、ティム(eater X)の働くピザ屋さんには行ってきました。

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(これがeater X世を忍ぶ仮の姿、ピザバージョンです!!)

こちらでのお決まりコースになりつつあります。

せっかくの美味しいピザなのに、顎を気遣って食べなければいけないのが、とても残念。

それでも、クリスピータイプのティムピザ(トッピングはすべてティムにおまかせ)は、いつものように僕を楽しませてくれます。

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(頬づえ警戒中!)

July 14, 2007

2007年ホットドッグコンテスト写真

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大会前

筋肉を温めています。

毎夜、カイロを顔に貼り付けて寝ていたので、かぶれました(困)


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入場
気合いをいれて顎に対する不安を飛ばしました。


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試合中
(良い写真があったらください)

六連覇するより、自信がついた大会です。

今後、何にチャレンジしていくにしても、今大会への挑戦は、自分に力を与えてくれると思います。

選手としての、可能性も感じました。

眠っている潜在能力をもっともっと引き出せるような気がします。

まだまだ衰えを感じません!!


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試合後

今年の応援は、過去最高でした。

試合後も感動しっぱなしです。

インタビューで、「来年戻ってきます」と応えた時の、もの凄い声援が忘れられません。

出場して本当に良かったんだなぁという実感。

ファンの方にお会いできる事は、とても大きな意味を持ちます。

試合の楽しみの重要な一つなのです。

だから、能力が衰える姿で、ファンをガッカリさせたくありません。

勝ち負けで自分の引き際を決めるのではなく、自分がピークだと感じた時が、引退のタイミングだと思っています。

こうして試合に出場できたのは、みなさんの応援と、影で先生方のサポートがあったからです。

みんなで、闘うのって気持ち良いですよね。


July 07, 2007

Looking back on the 2007 Hotdog Contest…


The main theme of this year’s contest for me was the emotional struggle that occurred due to the inner conflict, fear and stress that came about from my mother’s death and my jaw injury.

The reason I was able to keep my morale high during the race was the incredible support I got from all of you.

I so appreciate all of you and believe that in the depths of my despair I was able to believe that my mother was still watching me from above.

I didn’t feel the pain during the match because I was so focused. I was not able to open my jaw as wide as I would like (in a lock) and so during the match I slipped my lower jaw forward and forced open my mouth. It was the best technique I could have come up with in my condition.

But the result is what it is. I feel that I was not able to prepare my condition to the fullest and feel the gravity of that. I was not able to dedicate a championship win to my mother after all. But I still heard the loud cheers and was so moved I could not help but shed tears of joy. (I have never cried in times of victory.)

I believe that the satisfaction one feels in competition is not purely derived from a result of victory or defeat. I can say that I am happy to have challenged a seventh consecutive win. From today on I will focus on treating my condition without getting too anxious. And I will definitely go for the next world record. Even if the pressure of it all crushes me.

I ask for your continued heated support!!


2007ホットドッグコンテストを振り返って

今大会は、母の死と、顎の損傷、そこからくる様々な葛藤、不安、焦りが、主観的な闘いのメインでした。

大会まで気持ちを保ち、出場できたのは、みなさんの応援のおかげです。

窮地に陥った時こそ、亡くなった母が見ていると思っていたので、みなさんには本当に感謝しています。


試合中、集中していたからか、痛みは感じませんでした。

顎を思い通りに開けられない(クローズド・ロック)状態でしたが、試合では下の顎を一度前方にズラしてから口を開けるという方法で、大きく顎を開く事を可能にさせました。

あの日の自分のコンディションの中で、ベストなテクニックだと思っています。

ただし、結果は結果です。

コンディションを整えられなかった事も含めて、自分に足りないものがあった事を重く受け止めています。

結局、優勝を母に捧げる事ができませんでした。

それでも、本当にたくさんの励ましと声援を頂き、感動のあまり、勝っても流すことのなかった、うれし涙が出てしまいました。

勝負の満足感は、勝ち負けという単純なものに大きく左右されるものではないのだ、と強く感じます。

七連覇への挑戦ができて本当に良かったと思います。


今後は、焦らずに地道な治療を心がけたいと思います。

そして、必ず世界新記録を作り出していきます。

プレッシャーで押しつぶされそうになっても構いません。

これからも激しい応援をよろしくお願いします!!

July 04, 2007

今から

会場に向かいます。

顎の自由がきかなくなり、トレーニングができなくなってから、よく考えている事があります。

アスリートが世界新記録を樹立する時、それは必ずしもベストコンディションではないはず。
この状況の僕にも、可能なのかな?

今後の競技への影響がどれほどのものなのか?(怪我に負ける選手にはなりたくない)

競技テーブルの前で、最後の決断をしたいと思います。

行ってきます!!