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February 27, 2010

Visaについて

先日、ビザの面接でアメリカ大使館に行った。

用事がいくつかあったので、帰国ついでに新しいビザの取得をしました。

新しいとは言っても、単に、ビザの更新をおこたっていて、切れてから急いで取得しただけで、ビザの種類は変わりません。

今回、アメリカで申請して承認されるのに1週間、面接からビザを手渡されるのに2日。

それでも、わりと早いほうらしく、切れる前にちゃんと更新しなかった僕にしてみると、かなり有り難いです。

というのも、リーマンショック以降、ビザの発給が少し厳しくなっているそうで、確かに前回より時間がかかってはいます。


大使館の前に長い列ができていて驚きました。

大阪にある大使館には5~6人しかいなかったので、そちらがお勧め。


ビザは、パスポートに貼り付けられていて、パスポートよりも弱々しい紙です。

最近、面接の予約はすべてオンラインでやらなくてはいけなくなっていますので、特別に予約日を早めてもらう事はできません。

ビザの話をすると、どんなタイプのビザなのか興味をもたれます。

仕事自体を不思議がられるわけですから当然だと思っています。

僕のVisa TypeはO。

Extraordinary Ability(たぐいまれな能力)に対して発給されるビザです。

もうひとつ取得できると言われていたのがP。

こちらはAthlete or Entertiment group(アスリート、エンターテイナー)に対して発給されるビザです。


OとPの違いは期限。

Pが5年なのに対して、Oは最長で3年です。

そのかわり、Oは何度でも更新する事ができます。

それと、Oはあくまで本人の能力に基づいて発行されます。

Pなら所属している団体の知名度によって許可されるけれど、僕の場合、いままで仕事をする事が多かったcompetitive eatingの団体が有名ではないし、自分自身フリーランサーとしている方が便利なので、自分の能力で取得する方が合っていると思っています。

ちなみにグリーンカードの取得もできると言われましたが、こちらは一長一短だと思っているのでしばらく欲しいと思っていません。

February 21, 2010

This is a penの使い道はありえないと思っていたのに、文房具屋で密かな抵抗をみました。

20100219-1.jpg

これは笑った。

センスが良いなぁと。

他には、

Valentine's Dayのチョコで、箱に
I love you to muchと書かれものをみせてもらった。

たぶんtooの間違いなんだろうけど、それでもちょっと違うという・・・。

こんなのもある
20100221-1.jpg

これも変だと言われると、僕ら日本人には難しい。

come over じゃなくて、will comeだと言われれば納得するけど、日本人にとって英語は簡単じゃない。


ジャパニーズイングリッシュを笑う外国人がいる。

そんなほとんどの外国人は日本語をまともに話す事はありません。

一切話せない人の方が多いでしょう。


ヒストリーチャンネル
「アメリカ人は何を食べてきたか」

をみんなで観る。
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観たプログラムは1時間ホットドッグのストーリーだけで構成されていて、それならという事で、ホットドッグについて考え、そして語らせてもらった。

ホットドッグにつけるもの
ケチャップとマスタードのどちらかひとつ選ぶならマスタード。

これが通常の食べ方だと聞いた事がありましたが、番組では

ホットドッグを食べる際のルールとして、

18歳以上はケチャップ禁止と言ってました。

これは冗談交じりですが。

フレンチフライズも本場ではマスタードで食べていたと聞いた事がありますが、そんなところか。


日向ぼっこしているネコ、気持ちよさそうにしている所をとりたかったんだけど、光が強すぎてカワイイ姿がわかりにくい。


ので、
20100221-2.jpg


日陰をあげた。

今度はさっきより少しだけ気持ち良さそうじゃなくなった。

20100221-3.jpg
Taro&Hitsujiのライブ。

場所が違うと雰囲気が全然違う。

ここスピーカーと店員の態度悪い。

感じ悪い、と聞こえるようにみんなで会話していたら態度が変わったのは店員だけでした。

働くのがつまらなくても、お客にやつあたりしちゃいけない。


20100221-4.jpg

たのしいstreet performanceをみました。

NYでもやって欲しい。


February 15, 2010

EAST ASIAN FOOTBALL CHAMPIONSHIP 2010

優勝 Japan
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MVP Homare Sawa
そして、
国際試合出場150試合は男女合わせて初。

20100215-1.jpg
当日2℃

自分の足の先が凍ってるんじゃないかと思ってました。

でも、日本チームは勝ちました。

普段通りの動きができなくても。

うれしくなって帰りは、寒さを忘れてました。

あたためてくれたのは優勝の喜びともう一つ。


受賞後の澤ちゃんが最初にかけてくれた言葉

「寒くなかった?みんな風邪ひかないでね」

試合後にすぐに応援団を気にかける彼女の優しさ。

いつも通りの彼女の優しさなんだけど、いつも通りの状況じゃないところでも変わらないところに、

すごく優しさと強さを感じる。


今後も、澤 穂希は日本人をずっとあたためてくれる。

February 12, 2010

帰国後の様子

アスリートの会がある。

別名「並はずれた生き物の会」とすればスポーツに限らずあらゆるジャンルのプロフェッショナルが集まってもいい事になる。

今回出席するであろうメンバーの8~9割ほどは、帰国後すでに個別にあってたりするんだけれど、ポイントはこれが誕生日だという事。

あーでもない、こーでもないと言いながら結局のところ、ハッピーを共有する事が心と心を通わせていく事になるようで、誕生日といえばうってつけのイベントじゃないでしょうか。

ちなみに僕の誕生日は3月15日。

その時にはNYに戻ってしまっていますが、誕生日のお祝いなら年中無休365日受付中であります。


相変わらず、ホテル&カウチサーファーやっていますがこれがなかなか。

宿無しタケルができるのもこの時期ぐらい。

しかもあとわずか。

貴重です。

明日は東アジア選手権。

応援だ。

February 07, 2010

折れない心

今、日本にいます。

せっかく来ているので会いたいね、と言ってもらえて、暇な時間をいろいろな人に面倒見てもらってます。

遠い場所で生活を始めるのは寂しさもあるわけですが、このようにまんざらでもありません。


さて、

初の著書
「折れない心」
を紹介したいと思います。


前もってお伝えしますが僕ではなく、野村さんの本です。

オリンピック三連覇
これだけでも尊敬に値するわけですが、メダルの価値が一つ一つ大きく違っていて、必死になる人間の4年の重み感じる。

個人的には、

世界一になって見えてきた世界を、一度日本を離れて生活して客観的に眺めてみせる部分がたまらない。

そして同感する部分も多い。

特に有名になってしまった人には学んで欲しい。

海を渡って生活してみると、日本で騒がれる自分をあたかも他人のようにみえるようになる。

自分自身を客観的に、多角的に捉えることができ、大切なものがみえてきたり、無駄になるプライドを捨てたりする手助けになる。

僕の場合は生活の拠点と、活動の拠点が違ったし、行ったり来たりしていたので、日本の中で異様な盛り上がっているものに対して、わりと冷静に、というか少し冷めた目でみる事も少なくない。

野村さんの場合、もともと、おごりや、気取りがないカッコいい人なんだけど、本までかっ!!な内容です。

この「そのままさ、ありのままさ」にいつも選手としてだけでなく人間としての大きさも感じる。

本人としては、さらっと書いているのかもしれないけれど、勝負に生きる時間を過ごしている僕にとってはかなり深い本だ。

本の中で野村忠宏を演じる自分がいたりする。

最近、この本を持ち歩いていて、人に話して聞かせているのですが、聞きながら泣いてしまう人もいます。

もともと尊敬していた僕ですが、いままでの野村さんへの尊敬を軽く感じてしまってます。


ここであまり内容にふれてしまいたくないので、長めの感想はさけたい。

とりあえず僕の感想はこうだ。

これはもう誰も彼には勝てないよ、試合に出る前から勝ってる人なんだから。