UFFOが運営するフードファイター小林尊の公式blogです。
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April 26, 2010

ここ数日間について

3日前は朝食を食べながらミーティングをしました。

暖かい日と、肌寒い日が攻めあってる気候が続くNYだけれど、この日は春らしく。

お昼からはブルックリンまで出かけ、Timoutの人たち5人と食事をしました。

少しだけブルックリンを案内してもらい、春の光をいっぱいあびました。

昨日一昨日は打って変わって雨。

4月も終わりに近いというのに、肌寒くニットキャップやコート姿の人をみました。

でも同時にTシャツの人がいたりして人々の体感温度が違いすぎて、部屋から外を眺めるだけでは気温が読めません。


PCのバックライトが壊れたもよう。

こっちは電圧が違うからなのか、長めにPCを使うと日本では経験したことがない熱さになります。

時差の関係でPCを使う時間が長すぎたのかな。


この間、白田の誕生日なので連絡しました。

僕がずっと引っかかっていることといえば、串カツ専門店しろたやに一度も行かずにNYへ来てしまったこと。

これだけは、こっちにきても気になる。

日増しに美味しくしようとする、こだわる男なので、帰国の機会を楽しみにしたい。

April 21, 2010

ギネス世界記録 ミートボール

昨夜、ギネスのShowが放送されたんですね。

コメントで教えてもらいました。

ありがとう。

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記録:ミートボール29個 1分間

二つ目のギネス世界記録達成。

ルールでは一つ一つ食べていかないといけないという事で、難易度が高い!

ミートボールを口まで運ぶ時間もありますから、口に入れてから食べ終わるまでに2秒かける事ができません。

さすがギネス!あなどれないな、と緊張気味の挑戦でした。

ちなみに1分の挑戦なので、、再チャレンジを何度もできると思っていたのですが、撮影場所の許可された時間が終わりに迫っていました。

これも緊張した理由。

とはいえ、撮影中の雰囲気は楽しいものだったし、僕も全然ピリピリした状態ではなかったけど。

記録を二つ取ると、他の記録にも興味がわいてくるものです。

コレクター的な感覚です。

Hot Dogとミートボールの王様だけでなく、機会があれば、他の食べ物の国の王様にもなってみたいです。

April 20, 2010

A hot dog at an animal shelter and etc

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animal shelter見学中、施設にやってきた子。

施設を一通り見て回り、フロントに戻ってきたら、"Hot dog"と命名されてました。

ニックネームはKoby。


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ガラクタのアート

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たまたま入ったオーストラリア料理のお店。

見覚えあるなぁと思ったら、一度Timにつれてきてもらって場所。

あの時、自分がどこら辺を歩いていたかわかって、ちょっとうれしい。

「俺がニューヨークに来てからの最初の友達だ」と言ってくれたお店の人。

確かに、暮らし始めてからは最初になったかも。

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不思議な空間。

そのアーティストの頭の中に入ったような感覚。

花粉に好かれて二週間。

こちらの花粉症は僕にとって日本より断然きついです。

喘息の症状で、呼吸は苦しいし腹筋は痛いし、

夜中に咳で目が覚める。

やっと症状が軽くなってきました。

100%のフルーツジュースが甘い。

成分をみたら、シュガーが添加してあってショック。

ナチュラルな甘さが美味しいというのに、これじゃ100%の良さが台無しです。

日本よりフルーツの糖度が低いのかもしれません。


シンガポールからの訪問者二人とランチ。

来月の仕事の話をNYでしている不思議さをまだ感じてます。

今週は真面目にミーティング。

やりたい事はたくさんあるのだけれど、動き出さない事には始らない。

始らない事には、やる気も期待も薄くなっていってしまうので、少しでも自分の気持ちに追いつくような状態を固めていきたいんですが。

状況の方がついて来なくて、どうしても思うようにいかない。


感情がドドッと吹き出てくるときは、迷いや不安なんて気にならないし、ぶれないで進んでいけるわけですが、そこまでの強い力がない時期にどうするかってのが難しい。

実はやりたい事が多いというのは、なにをしたいのか絞れていないという事でもあります。

そんな時期でも、小さな理由で我慢することなくリスクを承知で試してみたい。

その上で、初めて自分が何をやりたかったことについて気づくことって結構多い。

というか、そっちの方が多いくらいです。

一番の失敗は試さないで終わる事なのだから、誰も期待していなくても自分に賭け続けたいなぁと思っています。

せっかくこちらに来たのだから。


こちらにきてよく耳にする話に、

「お金がたまったら、準備できたらNYに行って○○したい」という日本人が多いって話。

そういう人の多くは、実際にはNYには来ないそうです。


やならい理由探しを始めたらキリがないのかもしれません。


April 19, 2010

ご無沙汰しております

3週間ぶりのブログです。

長い間留守にしてごめんなさい。


まだ精神的には、余裕はないんだけど、それでもNY生活を振り返ってみるならば、自分なりに濃い経験をしているつもり。

濃い経験っていっても、実は慣れていないという理由が大きいのかもしれない。

そう思っているから、

自分が新しい経験をするたびに、この事実を貴重だと受け止めると同時に、なにか新鮮さを失ったようなさみしい気持ちもあります。

4月になってやっと部屋が決まりました。

ベーシックなものもそろっていない状態なんだけれど、その不便さがすでにもうあまり気にならなくなっています。

実にくだらない話で、便利だった生活が不便になっただけで新鮮さを感じていたりするわけです。

もちろん簡単にできない自分にイライラもする部分もあるんだけれど。


簡単に感じてしまったり、先が読めると、やりがいを感じないし、むなしささえ感じてしまうのは昔から。

終わった事のように冷めてしまいます。

自分で自分の天井がみてはいけません。

どこまでもいけそうな、どこまでもいけるような感覚を大切に選択できたら素敵です。


インターネットの接続に2週間もかかり、不便極まりない生活をしていました。

業者に接続の依頼をすると、一週間待たなければいけなくなり、しかも当日予約の時間に現れなかったため、さらに一週間待たされたわけです。

接続料を無料にしてもらいました。


ベッドを購入したら、業者が配達中にダメージ。

胸にprofessionalと書いてありますが、本当にdeliveryのプロなのか疑いたくなるほど、ベッドを雑な扱いしてました。

平気で引きずってましたから。

もちろん、新品と取り返えてもらいました。


どちらも黙っていたらそのまま終わってしまう話です。


Get it!

NYではまずそれを覚えなさいと友人のShannonから教わりました。

積極的な気持ちが必要なようです。


さて、この間JAPAN SOCIETYのイベントに出演しました。

The New York TimesやThe Wall Street Journalなどが取り上げるのをみて、

さすがJAPAN SOCIETY、ブランド力あるなぁと思っています。

当日、 JAPAN SOCIETYの前に長い人の列ができていて、会場入りに2時間待ちの人もいたそうです。

会場の外には雨をよける場所がありませんでしたから、天候にめぐまれて良かったです。

NYでこんな大きなイベントに参加できて、本当に楽しかったです。

とてもクオリティの高いイベントで勉強になりました。

NYで最も人気があると言われる週刊誌、Time Out New Yorkのフード・エディターとフード・ライターの二人と仲良くなって、今後NYの美味しいお店に連れて行ってもらう約束をしました。

ニューヨーカーは、この雑誌の情報を利用して食事に行く事も多いわけで、その情報の発信下で現場の生の声を聞けると言うのは、とても貴重な経験です。


実はジャパンソサエティーのイベントも食文化についての大きなイベントでした。

いま食というものに対して、知識欲が増えてきています。

どうせ食事するんだったら、美味しいものを食べたいし、食べるならその食べ物にたいするディープな知識があったほうが楽しいよなぁ。

食事って毎日する事だし。

と思っているわけです。

仕事柄食べ物との関わりが深かったので、食というものに深く心をひかれるようになってきたようです。

衣食足りて礼節を知るということわざがありますが、

足りるどころかそこに造詣も加われば、豊かな気持ちになれそうな気がします。

誰かに講釈するわけではなく、心の中で楽しみながら食事ができたらと思っています。