3週間ぶりのブログです。
長い間留守にしてごめんなさい。
まだ精神的には、余裕はないんだけど、それでもNY生活を振り返ってみるならば、自分なりに濃い経験をしているつもり。
濃い経験っていっても、実は慣れていないという理由が大きいのかもしれない。
そう思っているから、
自分が新しい経験をするたびに、この事実を貴重だと受け止めると同時に、なにか新鮮さを失ったようなさみしい気持ちもあります。
4月になってやっと部屋が決まりました。
ベーシックなものもそろっていない状態なんだけれど、その不便さがすでにもうあまり気にならなくなっています。
実にくだらない話で、便利だった生活が不便になっただけで新鮮さを感じていたりするわけです。
もちろん簡単にできない自分にイライラもする部分もあるんだけれど。
簡単に感じてしまったり、先が読めると、やりがいを感じないし、むなしささえ感じてしまうのは昔から。
終わった事のように冷めてしまいます。
自分で自分の天井がみてはいけません。
どこまでもいけそうな、どこまでもいけるような感覚を大切に選択できたら素敵です。
インターネットの接続に2週間もかかり、不便極まりない生活をしていました。
業者に接続の依頼をすると、一週間待たなければいけなくなり、しかも当日予約の時間に現れなかったため、さらに一週間待たされたわけです。
接続料を無料にしてもらいました。
ベッドを購入したら、業者が配達中にダメージ。
胸にprofessionalと書いてありますが、本当にdeliveryのプロなのか疑いたくなるほど、ベッドを雑な扱いしてました。
平気で引きずってましたから。
もちろん、新品と取り返えてもらいました。
どちらも黙っていたらそのまま終わってしまう話です。
Get it!
NYではまずそれを覚えなさいと友人のShannonから教わりました。
積極的な気持ちが必要なようです。
さて、この間JAPAN SOCIETYのイベントに出演しました。
The New York TimesやThe Wall Street Journalなどが取り上げるのをみて、
さすがJAPAN SOCIETY、ブランド力あるなぁと思っています。
当日、 JAPAN SOCIETYの前に長い人の列ができていて、会場入りに2時間待ちの人もいたそうです。
会場の外には雨をよける場所がありませんでしたから、天候にめぐまれて良かったです。
NYでこんな大きなイベントに参加できて、本当に楽しかったです。
とてもクオリティの高いイベントで勉強になりました。
NYで最も人気があると言われる週刊誌、Time Out New Yorkのフード・エディターとフード・ライターの二人と仲良くなって、今後NYの美味しいお店に連れて行ってもらう約束をしました。
ニューヨーカーは、この雑誌の情報を利用して食事に行く事も多いわけで、その情報の発信下で現場の生の声を聞けると言うのは、とても貴重な経験です。
実はジャパンソサエティーのイベントも食文化についての大きなイベントでした。
いま食というものに対して、知識欲が増えてきています。
どうせ食事するんだったら、美味しいものを食べたいし、食べるならその食べ物にたいするディープな知識があったほうが楽しいよなぁ。
食事って毎日する事だし。
と思っているわけです。
仕事柄食べ物との関わりが深かったので、食というものに深く心をひかれるようになってきたようです。
衣食足りて礼節を知るということわざがありますが、
足りるどころかそこに造詣も加われば、豊かな気持ちになれそうな気がします。
誰かに講釈するわけではなく、心の中で楽しみながら食事ができたらと思っています。