UFFOが運営するフードファイター小林尊の公式blogです。
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July 30, 2010

暑い日の過ごし方

ニューヨークでは、いたるところにデリがあって、花を売っているところも多いのです。

値段は一束10ドルぐらいですが、それを買って茎の部分を切って丸い形のかわいいグラスにうつしてあげています。

数日で元気がなくなってしまうので、そのたびに新しい花にかえていますが、そろそろ鉢花に変えようかと考え中。


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植物が涼しい、をくれます。

アンティークのペアのイスを購入しました。

気分は、モダンな部屋より、ぬくもりの部屋なので、アンティークものは結構活躍します。

これもまた、無機質なものより、温かみや涼しさも与えてくれています。

部屋がやたら冷えるなぁと思っていたのですが、エアコンの温度が18度以下。

こっちだと摂氏ではなく華氏なので、いったい何度なのかわりません。

そのまま気にしないでいたので、寒くなったら切る、熱くなったらつけてました。

オンス、ガロン、ドルなど

単位の違いってわかりずらいです。

頭の中で、日本の単位に直して考えているといつまでたっても、こちらの単位がなじまない気がします。

こちらの単位を身をもって経験して、そのまま自分になじませられたらいいなぁと感じます。


蚊取り線香が、暑さをまぎらわせてくれます。

ごくたまにしか使用しないのですが、日本の夏をプレゼントしてくれます。

香りが好き。


風鈴などもそうですが、どうして涼しさをくれるのか不思議。

日本人の夏のすごし方がすきです。


July 23, 2010

気分転換

最近身の回りの環境が変わってきています。

これは新しい気持ちになれるのでいいです。

部屋には、テーブルやいくつかのランプ、新しいカーテンやパソコン、ラグ、大きなものではテレビなんかが増えました。

銀行の口座も二つ開きました。

今までだと知り合うことがなかったと思える人たちにも、結構会いました。

それらは、新しいエネルギーが入ってくる感じがしてとても気持ちがいいです。


でも、テレビを買った理由は、僕の家でビデオゲームをやりたいからと、友人にしつこくせがまれたからです。

テレビ視聴のサービスが受けられるプランにしていないので、ゲームはできても、番組の視聴は今のところできない状態。

今後もこのテレビは、僕にどんな番組も届けることがないままなんじゃないかと思ってます。


テレビをかわせたわがままな友人三人は、僕をニューヨーク観光につきあわせました。

自由の女神、メトロポリタン美術館、ヤンキース観戦、ショッピング、食事

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ヤンキースの球場ですが、松井秀喜選手のホームランに大興奮、大騒ぎしました。

本当にうれしい時は、まわりが気にならないものですね。
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みんなニューヨークを満喫したようで一緒にまわった甲斐がありました。

食事はほとんどは僕が好きなところに行きましたが、

これまた全員がはまってくれて、紹介したこちらがうれしくなりました。

ちなみに友人の中の一人、地蔵(あだ名)はたくましくも地べたで夜を明かしました。


なにかクラブチームの合宿か、修学旅行でもしているようなにぎやかな一週間でした。


みんな気持ちの切り替えのために、ニューヨークにきたのでしょうが、僕も良い気分転換になりました。


July 14, 2010

Maggie

日本では、僕の逮捕とは別で、一緒にいた女性の話題があると聞きました。

テレビのインタビューの時、この件についてoff the recordで質問があったり、いくつか週刊誌からもその女性と僕についての記事の依頼がありました。

サニーサイドアップにもたくさん問い合わせがあったそうです。

魅力的な女性だからかな、と思っています。

でも名前が間違って伝わっていると聞きましたので、彼女に許可なくこちらで紹介兼ねて訂正します。


Maggie
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実物はもっと可愛い。

ファッションセンスもいい。

性格もとても魅力的で、男女問わず出会った人はみんな彼女を大好きになります。

しっかりとした自分の意見を持っていて、素直で、裏表がなく、情熱的で、ユーモアがあって、優しくて、、、、、これほど人に好かれる人にいままで出会った事がありません。

レオナルド藤田の描く女性のような、美しい白い肌をしています。

とにかくビンセントではありません、Maggieです。

日本在住で、一度合ったら特に日本では忘れられないほど目立ちます。


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July 12, 2010

たくさんの声にむけて

みなさんのサポート、心配してくださるお気持ちにとても感謝しています。

いただい言葉はすべて目を通しました。

本当にありがとございます。


大会不出場の可能性が報道されてから、拘置所までの約一週間はプレス対応などでいそがしくて、毎日3時間ぐらいの睡眠しかとっていませんでしたから、拘置所では、久しぶりに時間に追われる事もなく、強いストレスからも少し解放されて、ゆっくり眠れました。
不謹慎に聞こえるかもしれませんが、拘置所での経験は興味深いものだったと感じています。


釈放後も、プレス対応、弁護士やその他のミーティングなど、忙しい日が続いていたのですが、ようやく少し落ち着いてきています。

お話したい事は山ほどあるのですが、今回は
とても元気です、ありがとうございます、
ただそれだけをお伝えしたかったです。

July 03, 2010

すべての人の独立記念日 My freedom

気が滅入るほど長く続いた戦いがやっと終わります。

交渉期間中、嫌な思いもたくさんしました。

昨年、一昨年は契約の期間中でしたが、契約での、彼らの独占的権利が強すぎると感じ、弁護士をたてて何度も契約の改正を試みていました。

彼らにもメリットがあるような、Give and Takeの話し合いをしたつもりではいたのですが、全く契約内容の改正をすることはできませんでした。

契約期間がおわり、今年二月には契約がない状態で交渉できるようになったのですが、これまで以上に厳しい契約を迫られました。

初参加から数年間は契約なしで出場していま事実から考えると

年をおうごとに契約内容は厳しくなっている実感があります。

ホットドッグコンテストは、世界の人々が僕を知るきっかけになった大会です。

この大会でこれまでの世界記録を二倍に塗り替えることによって、僕はたくさんの人に知ってもらえるようになりました。

そのため、僕はホットドッグコンテストに大きな思い入れがあります。

身体が続く限り、出場し続けていたいと思っていたのですが、今年の出場の許可を得るためには、これまで以上に厳しい契約書にサインしなくてはならない状況です。

メディアの前でホットドッグを食べることができませんし、彼らの許可なくテレビに出演して、早く食べるパフォーマンスを披露したすることもできません。

許可なく、早く食べること、多く食べること、人と競争すること、動物と競争することが、一年間できないのです。

さらに、ジャッジやタイムキーパーなどもできません。

法律的な立場からではなく、個人的な実感として言わせてもらうと、なんにもできないのです。


ネイサンズの大会の出場者の中には、それが可能な人もいるのですが、僕の契約書では不可能になっています。

僕のビザはO1、Extraordinary Ability(たぐいまれな能力)に対してアメリカ国家が労働を許可したビザです。

僕の桁外れの能力といえば、早く食べる、多く食べる能力ですから、食べる能力や食べる行為自体を大幅に制限されてしまう契約内容では、ビザが泣きます。

もちろん、お金なんて全くいらない。

出場させてもらえるなら、全くお金はいらないと、弁護士を通して伝えてあります。

今年は、初めてアメリカでの生活をはじめて、大会と同じホットドッグで練習ができましたので、大会の出場が楽しみで、もちろんまた、世界記録を更新して優勝する準備はできています


ですが、僕の優勝や、出場自体を拒んでいるようにさえ思ってしまう、厳しい契約内容を受け入れることができずに困っています。

僕にkとって本当に大切な大会ではありますが、独立記念日に奴隷契約書のようなものにサインするなんて、絶対したくありません。


独立記念日に、自由を手に入れてホットドッグコンテストに参加できることを望みます。

応援よろしくお願いします。